ピエール・シャルパンは有田焼の伝統的な装飾をもとに新たなシリーズを生み出しました。懐かしさと新しさを併せ持ち、フォルムと装飾の関連性を注意深く考えデザインされています。今回彼は器の形状と装飾を同時にデザインすることに重点を置き、それぞれの器の縁に沿ってわずかな隆起をつくり、それが陰影を生むというシンプルなディテールを加えました。中央部には色を付けていないので、その真っ白なスペースは盛り付けた料理が映えることでしょう。日々の食卓で使うためのシリーズに加えた“エディションシリーズ”も作りました。6種類の大きなプレートには、ピエール・シャルパンの“アラベスク”のドローイングが中央に絵付けされています。